満月とは
満月(まんげつ、英語:full moon)とは、月と太陽の黄経差が180度となること、あるいはその瞬間。これを望(ぼう)ともいう。またこの時に見られる月の形も指す。望月(ぼうげつ・もちづき)、盈月(えいげつ)ともいう。月齢は約13.9〜15.6までの値を取り、平均では14.8である。月相は14。太陰暦では15日か16日であることが多いので、満月の日の晩を十五夜とも呼んだ。満月は、ほぼ日没とともに東の空に昇り、明け方には西の空に沈む。等級(明るさ)はマイナス12.7等級。
関連概念
天文
満月の時、月と太陽は地球を間において反対側にある。これが完全に直線上に乗れば月食が起こる。満月の日周運動は春と秋、夏と冬を逆にした太陽の日周運動とほぼ同じである。日没頃に昇り、夜半に南中し、日の出頃に沈む。日本では、夏は南東から昇って低く南の空を横切る。冬は北に寄り、南中時の満月は天高く位置する。春分・秋分頃は真東あたりから昇り真西あたりに沈む。 満月の月相は14である。月齢は月と太陽の角速度が変動するため一定しないが、平均すれば14.8日(±0.9日、13.9日 - 15.6日)である。したがって、月齢0を1日とする暦(大部分の太陰太陽暦と太陰暦)では、満月は平均して16日の朝7時ごろになる(この時刻はどちらかといえば16日の夜より15日の夜に近い)。このため中国暦では伝統的に15日の夜の月が満月とされ、また15日を望日と呼んだ。
スーパームーン
- 地球を周回する月の公転軌道が楕円のため地球と月の距離は変化しているが、中でも地球に最も近づいたとき(近地点)に満月または新月を迎えることを「スーパームーン」(supermoon) と呼ぶ。満月の場合、天文学界ではPerigee full moon(近地点の満月)とも呼称される。以下、本節では満月時について解説する。
- およそ1年に1回のペースで見られるが、年に数回観測できる年もある。また、特に最接近して近地点から前後1時間以内に満月または新月を迎えることを「エクストリーム・スーパームーン」 (Extreme Supermoon) と呼ぶ場合があり、このような満月はおよそ18年に1度の割合で観測できる(1950年以降では、1955年、1974年、1992年、2011年、2014年が該当する)。2011年3月19日のスーパームーン(地球から月までの距離:35万6577km)では、地球から最も遠い距離(遠地点・同約41万km)にあるときの満月と比較して14%大きく見え、30%程明るく観測された(NASAによる観測)。